会田製作所の歴史と今

会田製作所の歴史

1)現社長の祖父により創業

会田製作所は1939年4月3日に、現社長の祖父により創業されました。
初代社長であった祖父は元々シチズンの金型職人として活躍し、その腕を見込まれ、出資を受けて創業させていただきました。
そして、1945年に株式会社会田製作所として法人が設立されました。

2)東京オリンピックのポールを手がける

当時は金型加工を中心に、現会長(父)と初代社長(祖父)に2世代体制で、富士電機の「はめ込み式のねじ込みソケット」、日鉄建材の「地下鉄の覆工板(土台)、ガードフェンス」等を手がけていました。
当時の特徴的な仕事では、東京オリンピックのメイン会場に設置されたポールの実績があります。溶接で積み上げる形のポールのため、会田製作所の高い溶接技術が求められました。

3)HONDAのサプライヤーとして当社も成長

HONDAが関東でサプライヤーの募集していた当時、会田製作所ではスーパーカブのマフラーやボディーフレームを作てがけるようになりました。
その後、順調に成長を重ね、2輪から4輪の分野へシフトを図ってきました。
日産の初代スカイラインにも部品提供させていただいた実績もあります。

4)小さくも独自の道を歩む

HONDAも大きくなり、サプライヤーも増えてくると、HONDA側ではサプライヤーの集約化が図られました。当社は小さいながらも独自の道を歩むべく、直接受注の形ではなくTier2として受託する形をとりました。
一方、二輪から四輪へシフトした後は、HONDAを始め、日産、マツダなど自動車会社各社へも納品をさせていただくようになりました。

会田製作所の今

現在の取り組み

会田製作所では、創業以来80年以上にわたり積み上げてきた経験および自動車部品製造で鍛えられた生産性・品質保証体制を強みに、あらゆる分野の太いパイプの加工・組み立てに対応しています。
Tier2といっても、Tier2.0〜2.9の対応レベルがあると考えております。私たちは常に継続的に改善をして、Tier2.0のレベル向上と共に、お客様のお役に立ち、Tier1.9へのステップアップを目指しています。
従来より溶接組み立てを得意としてきましたが、海外のパートナーとともに、まずは一体化など、お客様にVA提案できないかを考えております。

応用されている分野

  • 自動車・トラックの排気管や足回りフレーム
  • 建設機械メーカー(産業機械分野)の排気管やガード
  • 物流産業のパレット 等